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放射線(除染)関係

放射線(除染)関係

放射線(除染)関係の情報をご覧いただけます。

検索してみる

御礼:ふくしま事務局の事務所を除染していただきました

平成27年2月21日~26日にかけて、福島県福島市にあります
プロジェクトの事務局の第二回目の除染作業を、
作業員の皆様が行って下さいました。
ある日突然、事務所のポストにこの紙が。そこからスタートです。

[除染の案内の文章]

一回目でははげなかった砂たち、コンクリを車を洗うような高圧洗浄機で流していただいたりと事務所の前に集めてくださっています。


[ふくしま事務局入口前に置かれた除染した土などの一時保管場所]

除染作業は、昨年8月に行われた外壁の除染から続いて二回目。
今回は、庭と玄関前の除染作業を行って下さいました。
放射線量を測り、高い数値の場所の砂利を撤去。
新しい砂利を敷き詰めて下さいました。


[昨年8月に行われた外壁・屋根の除染の様子]

除染で取り除かれた泥や砂利などの除去土壌は、
現在、事務局の入り口前に一時的に保管されています。
仮置き場、中間貯蔵施設が決まり次第、移され、
その後別施設で最終処分が行われる予定です。

2月の冷たい風が吹く中で、作業員の皆さまが手作業で
除染を行って下さいました。ありがとうございます。
ここは、小学生から大学生までの通学路なので皆
除染の皆さんに感謝を込めて通学されていらっしゃいます。

現在、震災が四年が立ちようやく、福島市の事務所のある地域では除染作業を進めてくださっている姿を見ることが出来ます。
福島市のホームページでは、随時、除染の現状をお知らせいただいています。
▼福島県福島市除染課のページ
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/soshiki/76/

福島のため、日本のため除染作業を行ってくださっている
作業員の皆様、福島市除染課の皆様、ありがとうございます。
いつの日か、この一時保管が市の仮置き場に行き、
そして、永久仮置き場ができる地域に移動するのを楽しみに
あと何年かかるかわかりませんが、が一時保管されたこの除染の砂たちを
毎朝顔合わせながら事務局は今後発信予定です。
福島市内ではこの光景があちこちみられて除染方法は
建築会社さんによりけりだそうです。
毎日毎日、除染された砂やコンクリをけずってくださり、
街のあちこちでみられる風景にいつも頭がさがる思いです。
故郷を除染して下さりありがとうございます。

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2015年2月26日

ひまわりゆりかごによる除線

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先日の朝、太陽のまわりにある雲が薄く虹色に輝いているのを見かけました。

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彩雲と呼ばれる現象のようです。

朝日の左側がうっすらと色づいています。

昨日は須賀川市内の農家さまの畑におじゃまして
「ひまわりゆりかご」を設置していただきました。

表土除去と植物除線を組み合わせたハイブリッド型除線の効果を
すぐに実感していただけるように

耕うんしていない場所で実践いたしました。

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まずは設置する場所の空間線量の測定と

サーベイメーターのバックグラウンド値の設定を行ないました。

地面から0cmの空間線量 1.432 ~ 1.57μSv/h

地面から0cmの汚染密度 0.99 Bq/c㎡

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削る前の表土 0.64 ~ 0.81 Bq/c㎡

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表土を深さ2cmほど削り取ったあとの表面 0.00 Bq/c㎡

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表土深さ2cmの土を積み重ねた

「ひまわりゆりかご」のなかの表面 1.59 ~ 1.94 Bq/c㎡

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表土を削りとったすぐとなりの表面 0.62 Bq/c㎡

表土を2cm削りとったところの表面 0.00 Bq/c㎡

今後「ひまわりゆりかご」のなかで夏は暑さに強いひまわりを栽培し
冬は寒さに強い菜の花を栽培していきます。

土壌の数値がどのように変化していくのか

経過を見守って行きます。

表土を削りとったあとの畑は ゼロベクレルです。

そこで作った農作物に放射性物質は含まれているだろうかどうか
不安に思う必要がなくなります。

広大な農地をすべて一度に除線を行なっていくことは大変なことですが

今出来る事から始めることが大切なことではないでしょうか。

より安全で安心できる農作物作りを目指す農家のみなさまを

応援させていただきます。

農地除線に関するご質問

家庭内除線に関するご質問

放射線測定機器に関するご質問

なんでもお寄せくださいませ。

お問い合わせ先はこちらまで

info@sunflower-fukushima.com

農地除線の方法
農地の放射線測定方法

「ひまわりゆりかご」の活用方法

などの講演依頼も承っております。

お気軽にお問い合わせくださいませ。

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年11月19日

ひまわりゆりかごで菜の花栽培

福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

 

日に日に冬の訪れを感じる立冬の11月8日
福島県郡山市内でご自宅の庭先の除線に「ひまわりゆりかご」を活用してっくださっている
一般家庭のAさんのお宅に伺って
ゆりかごと周辺の放射線汚染密度の測定をさせていただきました。

 

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まずはバックグラウンド値の設定を行ないます。
Thermo scientfi RadEye B20-ER 携帯用多目的サーベイメーター を使用いたしました。

 

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Aさんのお庭では西洋芝を綺麗に管理されていらっしゃいました。

生活環境の放射線を低減させるために芝生を取り除いて
さらに表土を3~5cm削り取られて
ひまわりゆりかごのなかに積み重ねていただきました。

 

一部芝生がまだ残っていましたので芝生の表面を測定させていただきました。

一分間測定した平均値は測定場所によって

2.56~3.31Bq/c㎡ の間で数値が推移いたしました。

 

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次に芝生を取り除いて表土を削り取られたあとの表土の測定を行ないました。

福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

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3ヵ所でそれぞて1分間計測した平均値を測定を行ないました。

0.00~0.01Bq/c㎡ となりました。

ほぼ放射性物質は取り除かれていることがわかります。

 

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庭の中で芝生近くの植え込みの側は表土は手付かずの状態だったということで
表土表面を測定してみました。

1.98Bq/c㎡ でした。

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そこで表土を1cm深さほど削りとってみてから測定してみると
0.26Bq/c㎡ まで下がりました。

1cm削ると9割近くもの放射性物質が減少していることがわかります。

 

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ひまわりゆりかごのなかでは菜の花が芽を出していました。
秋~冬から春先にかけては菜の花を栽培することで
春~夏ひまわりとの連携で1年間通して植物除線を行うことができます。

 

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ひまわりゆりかごの表土表面の数値は
3.10Bq/c㎡ でした。

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次にひまわりゆりかごの表土から深さ5cmを測定してみたところ
3.70Bq/c㎡ でした。

 

主に耕うんしていない表土を削りとって積み重ねた場合は
表土からひまわりゆりかごの底部分あたりまでは
各層ともに同じような数値を示します。

来年の春に菜の花が咲いたあと ひまわりを栽培する前に
再びAさんのご自宅に伺いましてひまわりゆりかごの中の土壌の測定を行う予定です。

Aさんのご自宅ではお子様たちからより遠ざけるために
敷地内の中で自宅から一番離れた場所にひまわりゆりかごが設置されています。

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ひまわりゆりかごの最大のメリットは
表土除去と植物除線を一緒にすぐ取り組める
ハイブリッド型除線にあると考えます。

 

表土除去による除線の効果は誰もが知るところですが
削りとった土をどうするか、どこに運んで保管するのかという新たな問題が発生いたします。
このため除線が先に進みにくいというケースも発生しております。

 

東大アイソトープ総合センター長 児玉龍彦氏は
除せん活動とは子供たちから放射性物質を隔離して保管し管理しながら
自然崩壊による減少を待つことであるとおっしゃっています。

 

しかしながら削りとった表土をどこへ運べばよいのか先が見えないなかで

ご家庭でもすぐに取り組める
除線活動の一つとして
ひまわりゆりかごはその役割があると感じています。

 

まずはその場で行える現地除線というやり方
表土除去と植物除線を組み合わせたハイブリッド型除線をすぐに行える
ひまわりゆりかごの活用をおすすめいたします。

 

ひまわりゆりかごに関するお問い合わせは

こちらまで

福島ひまわり里親プロジェクト事務局
info@sunflower-fukushima.com

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年11月11日

月刊現代農業12月号

福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

 

11月5日(土)より全国の書店で発売されます
月刊現代農業12月号のなかで

栃木県上三川町 民間稲作研究所代表 稲葉光國さんが
南相馬市で取り組まれている
「大豆・ひまわり・菜の花プロジェクト」の活動と

9月14日に公表されました

農水省が行った放射性物質の除せん試験の結果に対する

稲葉光國さんの考えが掲載されています。

 

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記事のなかでは

先の発表を受けまして

ヒマワリには「除せん効果がほとんどない」と盛んに報道が行わていましたが

表土上に堆積したままの放射性セシウムは

表土を削りとるなどの物理的に除去する方法と比べて

植物除せんの効果が劣ることは試験をするまでもなく
最初からわかっていたこと

 

ヒマワリの有用性は揺らいでないこと

 

耕うんしてしまって深さ15cmあたりまで均一に広がってしまった畑では

表土除去は困難であり

植物除せんが有効な手段であること

 

ひまわり1本(生で約1kg)あたりの吸収量は510Bq/kgとなり

農水省の栽培試験と比べて10倍吸収した結果が出ている点から

栽培方法や収穫時期(開花時、開花30日後)の違いで吸収量に差がでるのではないか

 

ということなどが記載されています。

 

また

農水省が行った試験は

汚染レベルの高い地域で短期間に除せんできる技術を検証することが目的だったのに
マスコミはそこを意図的に伏せて伝えており
大々的に「ヒマワリ効果ナシ」と報道したことで
民間の努力をあざ笑うかのような誤った世論を作り出しているように思います、という
意見も記載されています。

 

他にも

ひまわり栽培に加えて秋~冬~春の間は菜の花を栽培することで
年間通して隙間なく植物除せんを行なって除せん効率を上げることなども提唱されています。

 

あるメディア関係者の話として

福島ひまわり里親プロジェクトに入ってきた情報によりますと

先の農水省の発表では

ひまわりに関しては

思っていたほどは効果がなかった と発表していたのに対して

伝える側のメディアが

「思ってたほどは」 という前半部分をカットして

『効果がなかった』 というところだけを強調して報道してしまったのでは?

ということでした。

 

いづれにしましても

植物除せんは有効であるということを

「大豆・ひまわり・菜の花プロジェクト」さんでも確認されているようです。

 

「大豆・ひまわり・菜の花プロジェクト」さんでは

植物除せんは時間はかかるが耕うんしてしまった畑では非常に有効な手段であること
ひまわりや大豆と菜の花を輪作していことで除せん効果を高めること

採取した植物油には放射性物質は検出されないので除せんを行ないながら収入を得ることで

農業経営として成り立つ除せんを広めていく活動を今後も続けて行かれるそうです。

 

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月刊現代農業12月号は

11月5日から
全国の書店にて購入できますのでぜひ手にとってみてください。

 

 

福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

耕うんしていない畑では表土除去が最も有効な手段です。
表土を積み重ねて花壇をつくりそのなかで
植物除線を行う

「ひまわりゆりかごプロジェクト」では現在菜の花の栽培を進めております。

 

後日、家庭菜園で「ひまわりゆりかご」で菜の花による除線に取り組んでいただいております

一般家庭におじゃまして

その模様を取材させていただきます。

 

低コストで誰にでも取り組める「ひまわりゆりかご」は

傾斜地でも有効な方法です。

 

特に傾斜地が多くて表土は耕うんしていない果樹園に向いていると思います。

 

 

日本全国の里親の皆様、福島ひまわり里親プロジェクトを応援していただいている皆様へ

http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-11018938992.html

 

ひまわりの種の採り方についてはこちら
http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-10990050135.html

 

 

ひまわりの種を送っていただく際の注意点とお願い

http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-11021685944.html

 

 

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カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年11月5日

ひまわりの除線の効果について

福島ひまわり里親プロジェクトでは
ひまわりによる土壌中の放射性物質の除去効果
いわゆる植物除線についての効果を確かめるために
福島県内の数ヶ所の畑で栽培試験を行いました。

 

福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

 

比較対象区を設けたり
測定方法を統一するといった基本的なことが抜けていたりしますので
科学的なものであるとはいえない部分がありますが
それでも
ひまわりによる植物除線には一定の効果があることを確認することができました。

 

ひまわりの栽培方法は大きくわけて2つです。

① 表土を除去しないで耕うんを行った後の畑にひまわりを栽培したケース(福島市)
② 表土5cmを積み重ねた6分の1方式の除線花壇の中でひまわりを栽培したケース※1(須賀川市)

 

それぞれに土壌の表面汚染密度の測定と
ひまわりの各部位ごとの核種放射性元素測定を行いました。

①のケースは耕うん前(推測)の表土の表面汚染密度0.40Bq/c㎡が耕うん後に
表土の表面汚染密度0.22Bq/c㎡に変化(土壌中に放射性物質が拡散された状態)した畑で
ひまわり栽培後に
ひまわりを抜き取った土壌(深さ約10cm)の表面汚染密度は0.06Bq/c㎡となりました。

 

計測した部分は深さ約10cm付近だけですので
情報量が少なく正確とはいえないのですが
耕うんしたことで表面から土壌深さ約15cm付近まで平均的に放射性物質が拡散されたと仮定しますと
少なくとも深さ10cm付近の土壌は0.16Bq/c㎡ほど減少したことになります。

 

除線率=72.7%
総合減衰値= 0.16(Bq/c㎡)となりました。

 

②のケースについては以下の通りとなりました。

耕うんしていない表土5cmを剥離し積層し高さ30cmの花壇化しました。
花壇表面の表土の汚染密度は 3.01Bq/c㎡~2.01Bq/c㎡の間で推移しました。
平均値は2.54Bq/c㎡でした。
各層ごとに計測は行ないませんでしたが
表土から深さ30cmまでの平均も2.54Bq/c㎡と推測できます。

ひまわり栽培後に表土、深さ5cm、10cm、20cm、30cmの各層ごとに
表面汚染密度を測定いたしました。

花壇土壌表面 0.249Bq/c㎡
深さ5cm    0.311Bq/c㎡
深さ10cm 0.431Bq/c㎡
深さ20cm   0.611Bq/c㎡
深さ30cm   0.586Bq/c㎡

これらの平均値は0.44Bq/c㎡となりました。

栽培前2.54Bq/c㎡が栽培後に0.44Bq/c㎡となりました。

除線率=82.6%
総合減衰値=2.09(Bq/c㎡) となりました。

 

これらの数値を裏付けるように
それぞれに栽培したひまわりを第三者機関※2に分析していただいた結果
①と②で栽培したひまわりはセシウムを各部位に吸収していました。

①(福島市)
根・・220Bq/kg
茎・・ND
葉・・106Bq/kg
花・・ND

②(須賀川市)
根・・402Bq/kg
茎・・90Bq/kg
葉・・1066Bq/kg
花・・44Bq/kg

 

(検出限界値:10Bq/kg 数値は試料採取日に半減期補正した値です。)

 

これらの結果から導き出されることは
土壌中の放射性物質の数値は確実に下がっていることと
ひまわりが土壌中の放射性物質を吸い上げたということです。

そして
表土を削るという物理的な除線と
削り重ねた花壇で行う植物除線を組み合わせることで
効率良く除線が行えることがわかりました。

この2つを組み合わせるハイブリッド型除線の最大のメリットは
現地除線にあります。

 

その場所で行えるということです。

削りとった土を一時的に保管する場所の選定は非常に難しいところでありますが
その場その場で行う
現地除線はその保管場所の選定を行うまでもなく行えるので
スピーディーに行えるのではないでしょうか。

現在は秋・冬~春にかけての栽培にむいている菜の花による植物除線が
福島県内の一般家庭の庭さきなどで行われています。

その模様は後日ブログのなかでご紹介させていただきます。

 

※1 圃場・栽培試験・検体提供…ふくしま希望市場
※2 分析…山北調査設計㈱/㈱環境分析研究所 PDFファイル

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年10月31日

植物による吸収除線における土壌除線率

福島県では各市町村単位でこどもたちの命を第一に考え
外部から受ける被曝量を下げるための除線活動が行われております。

学校のグラウンドの表土を削り取ることで空間線量は条件によっては10分の1以下にまで
下げることができました。


また、こどもたちが日常生活のなかで過ごす時間の多い通学路や公園の除線活動を支援するために
各町内会やPTAなどおよそ6000団体を対象とした
線量低減化活動支援事業補助金の交付が開始されました。






こどもたちのために外部被曝を少なくする除線が進みはじめているなかで
内部被曝の不安を解消するために文部科学省は、
都道府県が給食食材の放射線量を検査するための機器を購入する際の費用の2分の1程度を補助する方針を決めました。






人が命を繋いでいくために欠かせないのが食事です。
安全で安心して食べることができる野菜やお米を育て作ることは
命を繋いでいくためになくてはならないことです。



グラウンドや通学路、公園の除せんが行われている一方で

命を繋いでいくための食料を作っていく農地の除線はまだまだこれからといったところです。







福島ひまわり里親プロジェクトでは
ひまわりの可能性にかけてみることにいたしました。
そして、さまざまなことが判明するまでの時間のことを考えた上で
このプロジェクトを開始させていただきました。
そして
全国の里親のみなさまからたくさんのご協力をいただきましたおかげで
「雇用・絆・忘れない」の3つの柱を築くことができました。



全国の里親のみなさまに育てていただいたひまわりのこどもたちを
福島でどう栽培していくことが効率的な除線に繋がるのかを模索いたしました。









そこで
誰でも取り組むことができる農地の除せん方法の一つとして
月刊現代農業2011年10月号に掲載されております
『ふくしま希望除線方式』 に着目いたしました。



この方法が普及拡大していけば
福島の農地で除線を行いながら
より安全で安心して農業を行うことができると確信しております。






私たち福島ひまわり里親プロジェクトの独自試験や
他の民間団体さまの活動報告を拝見いたしますと
ひまわりには土壌中の放射性物質を各部位に取り込むことと
土壌中の放射性物質を吸収したひまわりを取り除くことで
栽培していた土壌の放射線が減少していることが分かってきています。





先の報道を見ますと一様に「移行率」が重要視されておりましたが

私たちが今最も知りたいことは
ひまわりを含むさまざまな植物除線試験によって
・土壌から放射線がどれだけ少なくなったか

・どのような除線植物栽培方法が放射線低減効率を高めるのか

この2点です。











植物によって土壌中の放射性物質を取り除くことが可能であることは間違いありません。

そこで
植物による吸収除線における土壌除線率を一つの考え方として提唱させていただきます。

 



現在普及している土壌の汚染密度(Bq/c㎡)を測定できるサーベイメーターを使用し
土壌ベクレル値の計測を体系的に行う事により
容易に土壌ベクレル値の変化を数値化する事ができます。
体系的な数値化をする事により
実践しやすい効果的な植物除線方法が視えてきます。

除線の成果の直接的目安として、
試供除線植物の移行率を中心に考える事から
実際の対象土壌の放射線減衰の実際の値を顕す除線率に置き換える事で
今後の除線の在り方を示してくれるものと確信いたします。

除線率の算出基準が一般的に定義されていき

広く除線効率の考え方が普及していくことを願っています。

—植物吸収除線効率を上げるために表土を削り集積した除線花壇での除線率の算出基準–

A 事前測定・・・除線植物移植(播種)前の測定
①除線花壇前測定
測定箇所 1表面測定 2土中に向かい5cm刻みの従来表土まで測定
②除線花壇対比箇所(除線植物移植をしない部分)の前測定
測定箇所 1表面測定 2土中に向かい5cm刻みの従来表土まで測定
③除線花壇と剥離部分の空間線量測定
測定箇所 除線花壇1表面測定 2表面から1m地点の測定
剥離部分1表面測定 2表面から1m地点の測定

B 栽培後測定・・・除線植物排除後測定
①除線花壇前測定
測定箇所 1表面測定 2土中に向かい5cm刻みの従来表土まで測定
②除線花壇対比箇所(除線植物移植をしない部分)の測定
測定箇所 1表面測定 2土中に向かい5cm刻みの従来表土まで測定
③除線花壇と剥離部分の空間線量測定
測定箇所 除線花壇1表面測定 2表面から1m地点の測定
剥離部分1表面測定 2表面から1m地点の測定

A B それぞれの計測値比較
各項①②による個別箇所別計測値毎に総和値ABを算出
A-B=総合減衰値
A-B/A×100=総合除線率


握りしめた手の中には想いのこもったひまわりの種があります。

 
 
 
 
 
 
 
 

 

ひまわりの種の採り方についてはこちら
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ひまわりの種を送っていただく際の注意点とお願い

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日本全国の里親の皆様、福島ひまわり里親プロジェクトを応援していただいている皆様へ

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カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年9月26日

ひまわりの可能性

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福岡県内の里親さまから送っていただきました
ひまわりの写真です。

日の出のタイミングで撮影されたのでしょうか。

ひまわりの力強さを感じます。

 

小柳さま、渕上さま、吉田さま、江島さま
ありがとうございます。

 

このプロジェクトが立ち上がってから4ヵ月が経ちました。

 

身のまわりの至る所に人工的に作られてしまった放射性物質があるということは

未知のことであり

行うことのすべてが初めてのことでした。

 

何が正しくて何が正しくないのか

誰も確かなことはわかりませんでした。

 

だからこそ一つひとつの選択が

自分たちの判断がとても重要であるようにおもえました。

 

より安全で安心して食べることができる農作物を作っていくためにはどうすればいいのか

 

出た結論は土壌から放射性物質を取り除くことでした。

 

そのためには何が必要かを考え出会ったのがひまわりでした。

そしてひまわりの可能性にかけてみることにいたしました。

 

しかしながら

何が正しくて何が正しくないのか判明するまでにはまだ時間がかかることを想定して
その間に
全国のみなさまに協力していただくことで
「雇用」「絆」「忘れない」という3つの柱を築くことができました。

 

ひまわりの種は10月頃からの受付とさせていただいておりますが

すでに全国の里親のみなさまから送られはじめています。

 

先日のご報告以降~本日までに、埼玉県、愛媛県、福岡県にお住まいの里親のみなさまから
ひまわりの種が届いております。

 

贈ってくださましたことにこころから感謝申し上げます。
ありがとうございます。

 

これからは種が本格的に届きはじめます。

そしていよいよ来春からは

福島県内でひまわりの種を希望されるみなさまへの配布がはじまります。

 

その中でとても大切なことは

ひまわりの種には福島を応援してくださっています全国の里親のみなさまのおもいが込められていることと
確実に土壌中の放射性物質を吸収してくれる可能性があるということです。

 

全国のいくつかの民間の団体さまの実験結果を拝見いたしますと

土壌中の放射性物質は比較土壌(ひまわりの植え付け前、もしくはひまわりを栽培していない土壌)
との間には確実に数値の差が生まれております。

 

福島ひまわり里親プロジェクトのモニタリングを行っている畑の土壌もまた
確実に土壌の放射性物質が減少いたしました。

 

元の土壌からひまわりを栽培したことで減少した数値の割合を
『除線率』 (※1)とするならば

低くとも20%もの放射性物質が減少したことがわかっています。

 

このひまわりの効果に加えて
3月15日以降耕うんしていない土壌であれば

まずは表土深さ5cmを削り重ねた場所でひまわり→菜の花等の十字架植物を輪作していくことで
除線効率を大幅に上げる
『ふくしま希望除線方式』を実践するで

より安全で安心して食べることができる土壌を取り戻せるものと確信しております。

 

詳しくは全国の書店にて発売中の
月刊現代農業2011年10月号のなかの特集記事をご覧くださいませ。

 

福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

 

一般的には除せんのことを「除染」と表記いたしますが

福島の農家のみなさまのある思いを知ってから
「除線」と表記させていただくようになりました。

 

福島の土壌は放射性物質が降り注いでしまいましたが

この放射性物質が放つ放射線が健康へ及ぼず危険性が問われ続けております。

 

この放射線さえ取り除くことができれば

もとの美しい福島を取り戻せると信じて活動をつづける農家のみなさまを応援する意味でも

「除線」と表記していきたいと考えています。

 

これには福島が汚れてしまったという汚染の言葉のもつマイナスイメージを
払拭したいというおもいも込められています。

 

 

※1・・・表土5cmを削りとった土壌を重ね合わせて30cm高さになった、
いわゆる各深さに平均的に放射性物質の密度の濃い花檀をつくり、その土壌の放射性物質の濃度が

ひまわりと十字架植物を栽培したことでどれだけ減少したのかを示す数値です。

 

 

ひまわりの種の採り方についてはこちら
http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-10990050135.html

 ひまわりの種を送っていただく際の注意点とお願い

http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-11021685944.html

日本全国の里親の皆様、福島ひまわり里親プロジェクトを応援していただいている皆様へ

http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-11018938992.html

 

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カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年9月24日

ひまわりゆりかごプロジェクト

以前、ブログで紹介させて頂きました「ひまわりゆりかご」を

簡単に説明した動画を掲載いたします。

ひまわりと簡単な農業資材があれば効率的に土壌から放射性物質を

吸収することができます。

ぜひ、参考にご覧ください。

ひまわりの種の採り方についてはこちら
http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-10990050135.html

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$福島ひまわり里親プロジェクト ブログ

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年9月18日

ひまわりモニター計測結果

本日も充実の一日に感謝!

行動は必ず結果を生み出す。

本日は福島市の福島ひまわり里親プロジェクト モニター畑に

ひまわりの除去作業と放射線量測定に行ってまいりました。

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大人6名で作業を進め5アール≒500平方メートル≒150坪の
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畑のひまわりを約2時間で除去しました。
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作業としては、花の部分をまず切断し、

続いて残った茎を根っこごと抜き取ります。
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総重量数百キロのひまわり
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よくここまで育ってくれたと感謝の気持ちです。
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畑の空間線量は平均0.64μSv/hです。
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まったく手つかずの土壌を計測
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0.62Bq/cm2=6、200Bq/m2

抜いたひまわりの根っこ
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0.20Bq/cm2=2、000Bq/m2

ひまわりを抜いた脇の表土を計測
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0.17Bq/cm2=1,700Bq/m2

ひまわりを抜いた土壌中を計測
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0.00Bq/cm2=0Bq/m2(厳密には99Bq/m2以下)

この場所は、表土は削らず、耕した場所ですので

種を蒔く時点での土壌表面と土壌中の放射性物質の

濃度はほぼ同じだったと考えられ、その結果

土壌中と土壌表面とで1,700Bq/m2の差が生まれていることがわかります。

続いては、表土を寄せ集め
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ひまわりを育てた比較的土壌表面の

線量の高い場所の計測です。

畑の脇の手つかずの場所を計測すると
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0.86Bq/cm2=8,600Bq/m2あります。

畑の土壌表面をSv/hで計測すると

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1.21μSv/hほどあります。

ひまわりを抜いた脇の表土を計測
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0.25Bq/cm2=2,500Bq/m2

ひまわりを抜いた土壌中を計測
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0.00Bq/cm2=0Bq/m2(厳密には99Bq/m2以下)

やはり、ひまわりの育った土壌中の線量は下がっています。
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サーベイメーターはうれしい効果を伝えてくれています。

続いては、別の場所の畑にいきました。
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すでにこちらは数本を残しひまわりが除去されています。
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畑の脇の手つかずの部分の表土を計測すると
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0.40Bq/cm2=4,000Bq/m2

数本残っていたひまわりを抜いた脇の表土を計測

0.22Bq/cm2=2,200Bq/m2

ひまわりを抜いた土壌中を計測
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0.06Bq/cm2=600Bq/m2でした。

こちらの場所も耕した後に種を蒔いていますので

表土と土壌中の線量はほぼ同じ状態でのスタートでしたので、

土壌中と土壌表面とで1,600Bq/m2の差が生まれたことになります。

やはり効果がありました。

今後の課題としては、広範囲でひまわりを育てるのではなく、

効率的に表土除去した汚染されている土の浄化にひまわりを

使用するなど工夫が必要だと感じております。

ひまわりのちからに感謝です。

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年9月17日

ひまわり除染モニター畑

福島市の福島ひまわり里親プロジェクト のモニター畑に行ってきました。
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いいお天気で気持ちがよかったです。

今回は、畑で育ったひまわりを抜いて土壌の測定を行いました。
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まずは、畑の脇の土壌を計測

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0.24Bq/cm2=2、400Bq/m2続いてひまわりを抜いた土壌を計測
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0.00Bq/cm2=0Bq/m2(厳密には99Bq/m2以下)

ひまわりを抜いた脇の
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土壌表面を測定
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0.13Bq/cm2=1、300Bq/m2

この結果からわかることは、ひまわりの育った土壌の

放射線量確実に下がっていると確認できます。

ただし、ひまわりが育った根周辺のみで

土壌の表面の放射性物質はまだ残っている状況です。

継続的に土壌改善を続けることで確実に下げていけるので

はないかと感じました。

今後有効かつ効率的に土壌再生に取り組む1歩になりました。

2歩、3歩と福島県民全体で歩みたいと思います。

畑の脇に里親プロジェクトのひまわりとは別の種類の
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ヒマワリが育っていました。

こちらのひまわりを抜いて
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効果を確認してみました。
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0.11Bq/cm2=1100Bq/m2

この結果だけを観ると、やはり

里親プロジェクトのハイブリッドサンフラワーの

効果と比べると低く感じます。

写真ではわかりにくいですが

根っこを比較すると若干の違いが感じられます。
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違う種類のひまわりの根

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里親プロジェクトのひまわりの根

里親プロジェクトのひまわりの根の方が細かく枝分かれ

しているように観えます。

ひまわりの根を計測
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0.12Bq/cm2=1,200Bq/m2

花(種)部分を計測

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0.02Bq/cm2=200Bq/m2

これを観る限り根の部分の放射線量が高いです。

実際には土をはらい計測することでひまわりの

線量が計測できますので後程行いたいと想っています。

もう一か所の畑でもひまわりを抜いた部分の
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計測を実施しました。

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0.02Bq/cm2=200Bq/m2

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0.00Bq/cm2=0Bq/m2(厳密には99Bq/m2以下)

やはり、根の周辺部分の土壌は線量が低いと確認できました。

続いて、伊達市のモニター畑へ
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こちらの畑は、蒔き時期がズレて半分が開花中で
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半分が種が育っている状態です。
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綺麗な景色です。

ひまわりたちが風に揺れています。

こちらの畑も後程ひまわりを抜いて
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測定を実施します。

なにもせずに土壌の改善はありません。

効果の大小はあると思いますができることで

可能性にかけて行動していく必要があります。

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今後も、モニターを行い、土壌の再生を確認したいと思います。

そして未来に繋げていきたいです。

可能性を信じ、モニター畑を提供してくださった農家さんにも感謝しております。

そして、大きく育ったひまわりたちを見て力強い生命力を感じました。

このひまわりたちに感謝したいと思います。

昨日、測定のためにひまわりを数本抜いたのですが

とても大きな労働力が必要だと実感しました。

また同時に、回収方法などのアドバイスなどありましたらお寄せください。

カテゴリー: 放射線(除染)関係 | 投稿日: 2011年9月14日

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