全国PHP友の会様が発行している情報誌『すなお』2018年夏号 vol.234に、プロジェクトについて掲載いただきました。
全国PHP友の会様、ありがとうございます。
一般社団法人農山漁村文化協会発行の「のらのら 2016冬号 no.21」(2016年12月1日発行)に、プロジェクトの内容を掲載して頂きました。
一般社団法人農山漁村文化協会様、ありがとうございます。
雑誌「TURNS 6月号vol.17」(ターンズ)に紹介記事が掲載されました。
TURNSは人、くらし、地域をつなぐ 移住・田舎暮らし情報サイト雑誌です。
東北のニュースを紹介する「Tohoku Journal」のコーナーで紹介して頂きました。
取材してくださったTURNSの担当者さま、ありがとうございました。
本日は東方通信社さまより出版して頂いております、
「いま伝えたい 福島からの声 著・「福島からの声」編集委員会」に
掲載頂きました、内容をご紹介させて頂きたいと思います。
福島ひまわり里親プロジェクトで
「尊敬される福島」へ
半田真仁 NPO法人チームふくしま 代表理事
自分が生きてる意味はなんだろう。自分はなぜ、生かされているのだろう。
商社勤務の20代の頃、大ケガをして入院した。
入院中、友達になった小学生が亡くなるという出来事に直面し、
人生の価値観が大転換した。
「これからの人生、生きている限り、誰かの役に立つ人間になりたい」
と強く思い、転職を決意した。
ご縁があって、福島県商工労働部雇用対策グループの仕事を
させていただき、その後、福島県に特化した経営支援の会社
「採用と教育研究所」を設立した。
そして、これからというときに
震災が起こった。広島で生まれ育った私は、子供の頃から8月6日の
歴史を教わって育った。
その私がまさかこんな出来事に直面するとは
想像もしていなかった。震災が起こってすぐに頭をよぎったのは、
働く仲間、お客様、そして志を同じくする福島の友人たちのことだった。
農業をしている友人からは「未来の希望を失った」と言われ、
県内の知的作業所からは「福島の観光が停滞したため、主力だった
『まんじゅうの箱折り』の仕事がなくなった」と教えられた。
そこで、県内の若手経営者(20~30代)の有志でNPO法人
チームふくしまを立ち上げ、「福島ひまわり里親プロジェクト」
をスタートさせた。
当時、「復興のシンボル」としてヒマワリを
植えようという動きが各地で広まっており、それをこの
プロジェクトでもシンボル事業とすることにした。
鈴木厚志会長が
提唱する「FOR YOU FOR JAPAN」(あなたのため、日本のため)
を活動理念に「同情の街から尊敬の街へ」をテーマにした
プロジェクトを推進している。
プロジェクトの目的は、大きく分けて3つ、
「雇用対策」「観光対策」「風化対策」である。
①福島の支援者(里親さん)を全国から募集。里親さんにヒマワリの種を
栽培してもらい、福島に種を送ってもらう。
②集まった種を袋詰めして販売。
この袋詰め作業を福島県内の作業所に委託し、障害者の雇用を創出する。
③里親さんに福島へ種を持参してもらうことで、環境復興と絆づくりを
図る。
ヒマワリと観光を結ぶ事業に奔走したのは、
飯坂温泉吉川家の若旦那・畠正樹氏。「これは感動観光だ」と
メンバーも燃えた。
里親さんをはじめ、多くの人が福島を「忘れない」
ために協力してくれた。現在46都道府県に約1万6000人の
里親さんが誕生、10万人以上の方が関わり、福島をわがことのように
応援してくれている。
昨年の夏以降は、ヒマワリの種とともに
全国2万人から手紙や励ましのメッセージが続々と届いている。
これはまさに福島の財産。
この展示・保管場所を探しており、
たくさんの人に見ていただく機会を設けたいと考えている。
仕事柄、子どもたちと接触する機会が多いので、
最近の様子を聞いてみると、震災前は、
お菓子屋さんやスポーツ選手など、
憧れの職業を口にした子どもたちが、震災後は
「人に喜ばれる大人になる」と答えるようになっている。
震災後に駆けつけてくれたボランティアの姿や、
命懸けで働く輝く身近な大人の背中を見たからだ。
世界初の「ヒマワリの種付き絵本」の販売も始めた。
広島が復興したように、福島にも多くの人が観光で
訪れるようにしたい。
10年、20年後も、憧れる企業や人物で
あふれる福島県であるようにしたい。
伝説となる人物や企業を世界に送り出してみたい。
「尊敬される福島」、それが私たちの目指す夢なのだ。
福島県教育委員会が発行する道徳資料集『ふくしま道徳教育資料集 第Ⅲ集「郷土愛・ふくしまの未来へ」』に本プロジェクトが掲載されました。
里親の福井県鯖江立待小学校の皆さんが届けてくださったひまわりの種と福島を応援する歌「ひまわり」を通して、福島の子どもたちの変化した物語が描かれています。
小学校高学年向けの教材で、尊敬と感謝がテーマ。
平成27年度から福島県内全小中学校に配布、道徳の授業で活用されています。
▼掲載教材物語「ひまわり」全ページ(pdfデータ 全4ページ)
▼福島県教育委員会のホームページにて無料でダウンロードできます。
http://www.gimu.fks.ed.jp/
2014年度から使われる中学校公民の教科書副読本、
「ビジュアル公民(東京法令出版発行)」に
福島ひまわり里親プロジェクトが掲載されます。
京都の広野中学校と福島の広野中学校の
種を通じた交流とともにプロジェクト概要を
『巻頭特集「ともに生きる社会~がんばろう日本~」』
として紹介して頂いています。
◇掲載書籍 『ビジュアル公民』
東京法令出版株式会社 発行
発行:平成26年1月
ひまわりを育て、種と一緒に「ひまわり」の歌を送った
福井県鯖江市立立待小学校の取り組みが、
第二十八回時事通信社教育奨励賞(文部科科学省後援)で
優良賞を受賞しました。