【ひまわり甲子園2015感想】長野県 諏訪市立中洲小学校 美斉津 浩子 先生

1年間、29人の子どもたちと心を込めて、
ひとつひとつの活動を大切にして取り組んできた
『福島ひまわりプロジェクト』。
まずは、子どもたちの一生懸命な学び、
きらきらとした輝く瞬間を報告させて頂ける
機会を与えてくださいました、
このプロジェクトと、それに関わっておられる皆様に
心よりの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
わかっているつもりではいましたが、
実際に福島へ出向き、福島県外はもとより、
被災地である福島県内においても
福島を応援されている方々と出会い、
交流させていただいたことで、
あらためて感じたことがあります。

東日本大震災後、捨てたくないものを、
そうせざるを得なくて捨て、愛する故郷、
福島から県外へと避難された方が多くおられます。
避難したい気持ちがあっても、どうすることもできず、
福島に残り生活を続けられている方も、
やはりたくさんおられます。
そして、そのような様々な立場におかれ、
それぞれに精一杯生きておられる
福島の方々のために、
「何か自分にできることはないだろうか。」と
福島から遠い地で考えている方も、
たくさんいます。
何が正解で、何が間違っているかなど、
簡単には判断のつかないことが、
この震災後の出来事や人々の決断において、
たくさんあると思います。
それは、特別な何事かがおきていない、
日常の生活の中でも同じ。
ひとりひとり、置かれている状況や、
その考えは全くといっていいほどちがうのです。
『福島ひまわりプロジェクト』の活動に
心をこめてくれた29人の子どもたちに願うのは、
1つの物事を、1つの方向からだけとらえたり、
見たりするのではなく、
いろいろな立場の人を思い、
その気持ちや考え方に、温かく寄り添える心を
育んでいってほしいということです。
まだ9歳の子どもたちに、
そのままを言葉で伝えても、
真の理解は難しいかもしれません。
けれど、この1年間の活動を通してそのような育ちが、
ほんの小さな芽かもしれませんが、
確かにひとりひとりの子どもの中にあったと思えます。
子どもたちが、1年かけて大切に大切に紡いできた、
自分ではない誰かに向けた優しい思いや気持ちは、
これからの彼らの育ちの中で、きっと、
周りと自分自身を輝かせてくれる
「たからもの」になることと思います。

ここまで活動を温めてこられたのは、
子どもたちの頑張りはもちろん、
保護者の方々のご理解とご協力、
大きな支えがあってのことです。
また、力を貸してくださった多くの大人の方々の
温かな心のおかげです。
『ひまわり甲子園』に参加した私は、
プロジェクトを通して出会ってくださった、
たくさんの素敵な方々に、
改めて感謝の思いでいっぱいになりました。
子どもたちに「一生の財産となる心の育み」を、
私を含めたプロジェクトに関わった多くの人に
「つながる想いの幸福感」を、
『福島ひまわりプロジェクト』の皆様、
本当に、本当に、ありがとうございました。
心から感謝しています。
平成27年2月21日
長野県諏訪市立中洲小学校
3年1組担任 美斉津 浩子